「もう朝、起こすのを諦めてもいいですか?」そう言って泣き崩れたお母様へ。今日から「起こさない」という、愛のある選択をしませんか?
「朝、何度も何度も声をかけているのに、どうしても起きられない」 「カーテンを開けて、揺り動かしても、まるで泥のように眠り続けている我が子」
そんなお子さんの姿を見て、毎朝、時計の針が進むたびに心臓がバクバクと脈打ち、焦りと怒りと悲しさで、朝から涙が止まらなくなっていませんか?
「私の起こし方が悪いの?」 「このまま寝かせたままで、本当にいいの?」 「親として、諦めて放っておくなんて、間違っているんじゃないか……」
そんな葛藤の中で、毎日ボロボロになりながら頑張ってこられたお母様、本当によく耐えてこられましたね。
結論から、お伝えさせてください。 今日から、朝、お子さんを「起こすこと」を一度諦めてみませんか?
それは「見捨てる」ということではありません。お子さんの心と身体、そして何よりもお母様自身の心を守るための、とても優しくて、勇気のある「愛の選択」なのです。
「起すこと」と「朝声をかける」こととは違います
うちの子供が起きれないからどうしても「起こさないと」と思い「起きなさい」と言ってしまうんです…
こういう事例は実はほとんどのお家で起きていることではありませんか?
だからと言って放っておいたらいいということを言っているのではありません。
起きても起きなくてもいいから毎日同じ時間に「声をかける」「今7時よ~」ということなのです。
いきなり結論からになりますがそうすることで子供さんも親御さんも救われます。
「起こそうとする親」と「起きられない子」が陥る、悲しい負のループ
毎朝、寝室でお子さんを揺さぶりながら、「学校に遅れるよ!」「起きなさい!」と声をかける時間は、お母様にとってもお子さんにとっても、本当に苦しい時間ですよね。
実は、この「起こそうとする行為」は、悪者が誰もいないのに、親子のどちらにとっても傷つく悲しい負のループを生み出してしまっています。
- お子さんからすると: 「起こされているのに、身体がどうしても動かない…」という状況そのものが、とてつもないプレッシャーになります。「またお母さんをがっかりさせてしまった」「自分はなんてダメな奴なんだ」と、目覚めた瞬間から自分を責め、心に深い傷を負ってしまいます。
- お母様からすると: 「今日もやっぱり起きられなかった…」という現実に、毎朝毎朝、殴られるようなショックを受けます。「私のやり方が悪いの?」「これからどうなってしまうの?」と、朝一番から絶望感で胸がいっぱいになってしまいますよね。
お互いに相手を想っているはずなのに、朝の寝室が「子供にとってはプレッシャーの場」になり、「親にとってはショックを受ける場」になってしまっている。
これでは、どちらにとっても良いことは一つもありません。だからこそ、今日から朝の目的を「起こすこと」から、一度きっぱりと手放してほしいのです。
生理学の視点から:朝「起こさない」方が、回復が早くなる理由
「でも、起こさなかったら、ずっと昼まで寝ていて生活リズムが崩れてしまうのでは?」 そう心配されるお母様の気持ちは、本当によく分かります。
しかし、東洋医学や自律神経の生理学から見ると、実は「無理に起こさない方が、結果的に回復が早くなる」のです。
起立性調節障害の朝は、「ガス欠でエンジンがかからない車を、後ろから力任せに押して走らせようとしている状態」と同じ。ガソリンがないのに、いくらアクセルを踏んでも(声をかけても)、車は動きません。無理に動かそうとすれば、かえってエンジン(自律神経)が焼き切れてしまいます。
さらに、無理に起こさない方が良いのには、明確な理由が2つあります。
① 「脳」を最優先で守るための防衛反応だから
起立性調節障害の身体は、朝、脳への血流が極端に低下しています。横になって眠り続けているのは、身体が「これ以上起き上がったら、脳に酸素がいかなくて危険だよ!」と、命がけでお子さんを守ろうとしているサインです。無理に起こそうとすることは、その大切な防衛反応を邪魔してしまうことになります。
② 睡眠の「後半」に、身体を修復する大切な時間が詰まっているから
起立性調節障害のお子さんは、夜中に自律神経が過剰に緊張して、深い眠りにつけていないことがよくあります。 実は、彼らにとって「朝方からお昼にかけての睡眠」こそが、傷ついた神経を補修し、エネルギー(ガソリン)を貯めるための最も貴重な時間なのです。ここを無理やり起こされて遮断されてしまうと、身体はいつまでも回復するためのエネルギーを充電できません。
「今は、身体が一生懸命に修復工事をしている最中なんだな」 そう思って、そっと布団をかけてあげてほしいのです。
明日からの新ルール:朝は「起こす」のではなく、ただ「声をかける」
明日からは、お子さんを「起こそう(起きなさい)」とするのをやめて、ただ「声をかける(あなたのことを見守っているよと伝える)」ことに、朝の目的を切り替えてみてください。
「起こす」と「声をかける」は、似ているようで全く違います。
- ×「起きなさい」「学校に遅れるよ」【結果を求める言葉】 これは、起きられないお子さんに「起きる」という行動(結果)を強制してしまいます。結果が出ないと、子供はプレッシャーを感じ、お母様は「また起きなかった」とショックを受けます。
- ◯「おはよう。横に水置いておくね」「今日も生きててくれてありがとう」【存在を認める言葉】 結果(起きること)を一切求めず、ただ「あなたのことを見守っているよ」という温かい眼差しを届ける行為です。
これなら、お子さんは目を開けられなくても「責められていないんだ」と心の底から安心できますし、お母様も「声をかける」という愛情を届けた時点で、毎朝のミッションは100点満点で完了しているのです。
お互いが傷つかない優しい距離感を作ること。それこそが、自律神経を最も早く回復させる土台になります。
「それでもやっぱり、不安でたまらない」お母様へ
「起こさない方がいいと分かっていても、どうしても不安に押しつぶされそうになる」 「これで本当に、いつか起きられるようになるの?」
そうやって、一人でスマホを握りしめながら、暗闇の中で悩んでいませんか?
お母様、もう一人でその重い荷物を背負い込まなくて大丈夫ですよ。
いきなり「こうやって治療しましょう」なんて言いません。まずは、毎朝お母様が感じているその「焦り」や「罪悪感」、そして「誰にも相談できない孤独」を、私にそのまま聞かせてくれませんか?
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「今朝も起こしてしまって自己嫌悪です」 「起こさないと決めたけれど、不安でソワソワしてしまいます」
どんな小さな吐き出しでも構いません。「何から話せばいいか分からない」という状態でも全く大丈夫です。 同じ親としての目線で、あなたの味方になって、お話を伺います。
まずは、お母様の心が少しでも軽くなるように。以下から、いつでもお気軽にメッセージを送ってくださいね。一緒に、一歩ずつ進んでいきましょう。
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