「同じように育てているのに、なぜ?——双子の娘さんの片方だけが起立性調節障害になった理由と、お母さんへ伝えたいこと」

「この記事は、臨床歴20年の西新町鍼灸整骨院 院長・飯沼啓介が、実際の症例に基づき執筆・監修しています。」
【序文:診察室の静かな葛藤】
先日、双子の高校生の娘さんを持つお母さんが相談に見えられました。 片方の娘さんは元気に登校できているのに、もう一人の娘さんは朝、どうしても体が動かない。 「先生、今まで食事も睡眠も、学校への環境も、二人とも全く同じ、高校は別々のところに行きましたが。私の育て方に、何か偏りがあったんでしょうか……」
中学の頃から少し体調が悪かったのが、環境が変わる高校入学を機に一気に表に出てきたのですね。これは、身体が新しい環境に適応しようと精一杯頑張った証拠でもあります。
俯きながら、絞り出すようにそうおっしゃるお母さんの声から切実な感触を受けました。 「育て方のせい」——。 起立性調節障害(OD)のお子さんを持つ親御さんが、最も自分を追い詰めてしまう言葉です。でも、20年この現場で多くの子どもたちを診てきた私からすれば、それは明確に「NO」なのです。
患者様の個人データ
【お悩み】:起立性調節障害で朝起きれない、情緒不安定
【地域】:神戸西区
【年代・性別】:高校1年生
【発症時期】:中学生の後半2年生頃から体調の悪い日があった。高校入学と同時に症状が悪化
【パーソナルデータ(部活や趣味・家での生活)】:
双子姉妹の姉、部活は運動部、中肉中背、読書好き
※患者様のプライバシーに配慮し表現を変更しています。
【身体の視点:1ミリの歪みが分かつ自律神経】
「同じように育てている」といっても、実は身体には、その子だけの「歴史」が刻まれています。 症状が出た娘さんの体を診させていただいたとき、首の歪みがありました。
発症していた娘さんの首の付け根、いわゆる「頚椎」の1番・2番あたりに、指先でしか感じ取れないような、独特の硬い「つまり」があったのです。 双子であっても、利き手が違えば筋肉のつき方は変わります。机に向かう時の姿勢、寝る時の向き、スマートフォンの持ち方。そんな日常の「ほんの少しのクセ」の積み重ねが、自律神経の通り道である脊柱にストレスを与えます。
この娘さんの場合読書が好きで気づけば長時間も本を読みふけっていたようです。読書に没頭すると、どうしても頭が前に落ち、首の付け根(上部頚椎)に過度な負担がかかり続けます。この『1ミリの歪み』が自律神経を圧迫し、朝のエネルギー不足を引き起こしていたのです。
特にODの子は、この「構造的なロック」が原因で、脳への血流がスムーズにいかなくなっているケースが非常に多いのです。元気に過ごしているもう一人の娘さんには、そのロックがありませんでした。これは育て方の問題ではなく、あくまで「身体の構造的な個性」なのです。
【心理の視点:双子という『役割』の重圧】(坂田先生の知見より)
また、臨床心理士の坂田先生ともよくお話しするのですが、双子のお子さんには特有の「心の力学」が働くことがあります。 一人が「しっかり者」として振る舞うと、もう一人は無意識に「繊細でケアが必要な存在」という役割を引き受けてしまうことがあるのです。
この娘さんの場合は責任感が強い雰囲気を持っているしっかり者の印象でした、気づかず無意識に「自分で頑張らなきゃ(しんどくても起きなくちゃ)という風に考えていたと言っていました。
「自分も頑張らなきゃ」という焦りと、「でも、あの子のようにはできない」という無意識のストレス。 同じ屋根の下、同じ笑顔で過ごしているようでも、心にかかっている重圧の「質」は全く違います。その目に見えない緊張が、交感神経を常に「戦いモード」にさせ、結果として朝のエネルギー切れ(ODの発症)を招いてしまう。
お母さんの育て方が悪かったのではなく、その子が「優しすぎた」ゆえに、家族のバランスを一人で背負ってしまったのかもしれません。
【解決への光:『個』としての卒業】
「お母さん、まずは『二人を同じように』という物差しを、一度横に置いてみませんか」 私はそうお伝えしました。 大切なのは、今苦しんでいるその子だけの「身体のつまり」を解き、その子だけの「心の声」を聴いてあげることです。
とはいえお母さんにはいつも通り接してあげて欲しいという事とタンパク質を意識したお弁当の工夫や、朝の水分補給のちょっとしたコツもお伝えしました。こうした『家庭でできる小さな積み重ね』が、施術の効果をさらに高めてくれます
施術を重ねるうちに、娘さんの首の緊張が緩み、顔に赤みが戻ってきました。 お母さんも「この子のペースでいいんだ」と思えるようになったとおっしゃっていました。
【結びに代えて:今、悩んでいるあなたへ】
もし今、この記事を読んでいるあなたが、「同じように育てているのに……」と自分を責めているなら、どうか思い出してください。 お子さんの身体は、今、人生の大きな調整期間に入っているだけです。
また今回のように双子であっても成長のスピードには差があります。高校生は大人でも宇一歩のところまで来ています。そこで少し足踏みすることは何もおかしくあません。
それは後退ではなく、その子が「本当の自分」として自立していくための、大切なステップ。 私たちは、その「つまり」を取り除き、親子が笑顔で卒業(自立)できる日まで、伴走し続けます。 一人で抱え込まず、いつでもこの扉を叩いてくださいね。
🍀 まずは、お母さんの不安を安心に変えるために
「うちの子の場合はどうなんだろう?」「どこに相談すればいいのか分からない」と一人で悩まれているお母さんへ。
当院では、まずはじっくりとお話を伺うことから始めています。双子のお子さんのケースに限らず、一人ひとりの身体と心に合わせた「自立への地図」を一緒に作りましょう。
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